公務員薬剤師としての働き方って?

「公務員」って安定しているってよく聞くよね…

公務員薬剤師の種類・仕事内容が気になっている方、大注目!!!「公務員薬剤師」について詳しく解説します!

今回は、公務員薬剤師として働く仕事について深堀りしてみましょう!

目次

今回の記事はこんな人におすすめ!

・どんな職業があるか知りたい方

・自分に合った仕事を見つけたい方

・公務員薬剤師に興味がある方

国家公務員

国家Ⅰ種(国Ⅰ)・国家Ⅱ種(国Ⅱ)の国家試験に合格した薬剤師。

主に厚生労働省などの中央官庁に所属し、主に薬事行政に関わる業務が中心のお仕事です!

新しい医薬品の承認、直接医療現場や家庭で使用される医薬品に係る業務だけでなく、劇薬や毒物、化学物質に対する安全管理や検査、食品の残留農薬や添加物などの検査など生活衛生に関する業務などにも携わっています。

業績や経済動向に大きく左右されやすく、平均年収が400万円台前半で推移している民間企業に対し、公務員の平均年収は600万円で、公務員の年収は民間企業に比べて高い水準で安定なところがメリットですね!

地方公務員

ここでは公立病院保険所役所衛生研究所で働く地方公務員をご紹介します!

▼患者さんへの薬の調剤や服薬指導、薬歴の管理

公立病院内に薬局がある時には、公務員薬剤師が医師の処方箋に従って薬を調剤し、患者さんへ処方します。

▼注射薬の調剤

病院で医師が使用する注射薬の調剤があります。注射薬の調剤の際にも医師の処方が必要で、薬剤師は処方に従って病院の中の調剤室やクリーンルーム内で適切な注射薬の調剤を行います。

▼治験管理業務

公立病院の中では、患者さんの同意と協力を得た上で新しい薬を試しに使用し、どのような効果があるのかデータを取る治験を行っている所もありますので、治験管理業務が加わる事もあります。なお、実際に患者さんへの薬の処方は医師が行い、薬剤師は治験のデータ管理が主な仕事です。

▼薬局やドラッグストアの認可

保健所で勤務する公務員薬剤師の主な業務のひとつに、新しく調剤薬局やドラッグストアを開業する時に必要な自治体の認可に関する業務があります。

▼薬局やドラッグストア、病院への立ち入り検査

薬局やドラッグストア、病院など薬や医療に関する施設の運営・管理には遵守しなければいけない法律が多くあります。

保健所の薬剤師は、これらの施設で法律に違反した行為がないか、立ち入り検査を行ってチェックします。

▼店舗や事業所の衛生管理チェックや立ち入り検査

銭湯やスパ、理髪店、エステなど公衆衛生管理が特に必要な施設や店舗での立ち入り検査も保健所が行っているので、薬剤師も同行しチェックします。主に、害虫や水質管理、法令遵守の上で営業されているのかを検査します。

また、集団食中毒が発生した時の飲食店や食品製造工場、管理施設などへも立ち入り検査を行います。実際に食中毒が発生した時の原因調査だけでなく、食中毒の発生を防止するための取り組みや、店舗や施設に必要に応じての指導も行います。特に、梅雨や冬場などの食中毒が発生しやすい季節には、食中毒防止の啓もう活動を含めた取り組みも強化し、行っています。

▼保健所の薬剤師と同じく、施設や店舗への立ち入り検査

役所で勤務する薬剤師は、自治体によって名称は異なりますが「薬事衛生課」や「医薬安全課」などの部署に配属になり、保健所の薬剤師と同じく衛生管理や法令遵守がされているかをチェックする為に、施設や店舗への立ち入り検査を行います。

▼新規出店時の相談なども受ける

新しく調剤薬局や病院、ドラッグストアを開業する時には認可が必要ですが、役所に勤務する薬剤師はこれらの認可を行うのと同時に、相談も受けています。開業を考えている業者や企業と場所のすり合わせや地域のニーズなどを相談し合うなど、開業に関する話し合いなども行います。

▼生活用水の水質検査

衛生研究所を所有している都道府県や市町村の公務員薬剤師として採用されると、衛生研究所に配属になる事もあります。

衛生研究所の薬剤師の業務のひとつに、水道水や井戸水などの生活用水の水質検査があります。水の中に化学物質やウィルスなどの有害物質が含まれていないかチェックし、一般市民が安心して使用できる安全な生活用水を供給する為の業務です。

▼ウィルス調査

インフルエンザや溶連菌などの感染症が蔓延・流行し、学級閉鎖など一般市民の生活の中に弊害として起きている場合には、衛生研究所がウィルスの調査を行います。

各自治体によって異なりますが初任給は大学6年卒で平均23万円前後です。

公務員薬剤師全体の年収平均は約500万円から600万円ほどとなっています。また、民間の薬剤師の初任給は平均24万円前後ですので、公務員薬剤師の方が初任給は低くなっていますが、年に1回昇給があり、年齢とともに年収はアップしていきます。

麻薬取締官

国家公務員一般職(大卒程度)に合格するか、薬剤師国家試験に合格してから麻薬取締官の採用試験に応募し、面接試験を受けたのちに採用者が決定します。

採用後はいくつかの研修を受け、それが終了してから晴れて麻薬取締官として任命されます。

麻薬取締官になるためには、医薬の知識に止まらず、法律の知識や語学力も必要。

捜査では尾行・張り込みを行うこともありますから、体力も大切です!

まとめ

薬剤師というと、病院や調剤薬局、ドラッグストアで働くイメージが強いかもしれません。

しかし、薬事や行政などの業務にも関わりたいのであれば、公務員薬剤師として働くのも選択肢の1つはどうですか?

ここまでお読みいただきありがとうございました!

また、いろんな興味をもったものがあれば私達と共にどんどん調べていきましょう(*^^*)

それでは、また!👋

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